2024年4月13日〜14日 三国山脈・谷川岳

山域・山名:三国山脈・谷川岳

山行目的:県連春山教室

期間:2024年4月13日(土)〜14日(日)

参加者:YY,KO,SK,KU,TK,ME,NY,YY,SI,MI,EO

駐車場:谷川岳インフォメーションセンター駐車場

宿泊:土合山の家


 県連の春山教室に参加した。


 今年は雪解けが進み、天神平スキー場が早々にスキー場終いを行ったため、ロープウェイが点検期間に入ってしまい、天神尾根まであがることができなくなってしまった。


 そこで、初日の雪上訓練は巌剛新道の取りつき(マチガ沢の出合)付近で行うことにした。予定していた場所は先客が同様に雪上訓練をしていたため、その横の緩斜面で行った。


 まずはアイゼンとピッケルを用いた雪上登降訓練。足を水平に置いて(必要なら軽く蹴り込んで)上り下りを繰り返した。同時にピッケルの持ち方を学んだ。


 次に雪上で滑落した場合の対応の仕方を学んだ。滑落後、加速が付く前、できるだけ早く身体をうつ伏せにして、ピッケルのピックを刺すと同時に体重をかけて止める練習を行った。これが結構難しい。うつ伏せになる前に胸の前にピッケルを構え、脇を締めたまま、次の瞬間にうつ伏せにならなくてはならない。どうしても腕が伸びてしまい、自分を刺してしまったり、ピッケルがどこかに飛んでしまったりする。

 

 最後に急斜面でロープを使って確保しながら上り下りする練習を行った。今回は器具を使って、確保するのではなく、肩がらみと腰がらみというロープと身体を使った確保のやり方を学んだ。滑落する同行者を止めたり、引っ張り上げたりとかなり力のいる確保術だった。


 二日目は、前日学んだことを念頭に実践することにする。西黒尾根を時間内に行ける所まで登る。西黒尾根も下部は雪解けが進み、高圧線の鉄塔あたりまでは全く雪がなく、その上部もシャーベット状でところどころ、土が露出していた。ある程度積雪が出てきたところでアイゼンを付け、雪庇に気をつけながら登って行く。1268m地点まで上り、昼食を取って下山した。結局、滑落の危険がある急斜面には到達しなかったし、ロープを出すほどの局面にも出会わなかったので、何事もなく登降して終了となる。



雪上登降訓練


ロープ肩がらみによる確保の練習


西黒尾根中間部


県連春山教室


土合山の家の夕食










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